冷風乾燥は生鮮品の乾燥物では最も広く利用されている乾燥方法です。
冷却・除湿させた乾いた空気を庫内で循環させて水分の蒸発を促します。低温の空間で行われるので乾燥中も食品の急速な劣化を防ぎます。
また温風乾燥のような傷物や、天日干しのように天気に左右されることもないのが特徴です。ランニングコストは温風乾燥もフリーズドライに比べ比較的安価で抑えられます。
太陽の熱と自然の風を利用して乾燥させる製法です。専用の機材調達が無い分、初期導入コストとランニングコストが抑えられるのが特徴です。
天候によって左右されてしまうので、梅雨などの季節の時は生鮮品等の加工は日数がずれる場合もあり、結果品質にばらつきが生じます。
ボイラー等により熱せられた高温の風を通すことで一気に乾燥させる製法です。温風での乾燥ですので乾燥時間は短いものの、できあがった製品は、風味が損なわれたり、見た目が崩れたりする場合もあります。
ボイラーで外気を熱するので、ランニングコストは季節によってまちまちとなりがちです。
食品を冷凍した後、冷凍されたまま真空状態の乾燥機へ投入することで、昇華(氷から水蒸気へ一気に変わること)という現象を利用し乾燥させる製法です。温風乾燥に比べ、傷物が少なくできる製法でもあります。
また、真空の為酸素と触れ合わず水分も抜ける為、常温での保存等に役に立ちます。但し、専用機材やランニングコストが他の製法に比べ高くなってしまいます。
乾燥した農産物加工品は、食品・薬品をはじめ広いマーケットに展開されています。
市販されているこれらの商品は、既存の乾燥技術(60℃以上)で生産されたものであり、高温度障害の為、必ずしも完成度の高いものばかりとは言えません。
弊社が考案しております、新規低温乾燥技術を用いれば、在来品より品質レベルの高い商品を創出することが可能となります。
乾燥方法 | 冷風 | 天日 | 温風 | 真空 |
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主要設備 |
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設備費用比率 | 100% | 10% | 50~100% | 500% |
稼動率 | 100% | 25~50% | 50~100% | 100% |
製造コスト比率 (熱源・償却費・人件費) |
100% | 50% | 75~100% | 250% |
乾燥温度 | 18~40℃ | 外気温度 | 外気+20℃内外 | 凍結時:-30℃ 乾燥時:15~30℃ |
長所 |
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短所 |
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クールドライ製法によって加工された商品は、低温状態で水分を蒸発させる分、濃厚な味となり、元々持っていた商品の風味をさらに引き立たせます。
故に、商品として質を高く保つことが可能となります。
乾燥製法による食材の保存・加工をご検討の方に関しまして、弊社では『試験加工』サービスを承っております。