クールドライ(冷風乾燥法)とは

厳選された食品の味と品質を保持したまま加工します。

乾燥法には様々な手法がございます。代表的な乾燥法とコスト、特徴をあげていきます。

1.天日干し
(天日乾燥法)

太陽の熱を利用して乾燥させる製法です。専用の機材調達が無い分、初期導入コストとランニングコストが抑えられるのが特徴です。
天候によって左右されてしまうので、梅雨などの季節の時は生鮮品等の加工は日数がずれる場合もあり、結果品質にばらつきが生じます。

2.温風乾燥
(エアードライ)

ボイラー等による高温の風を通すことで一気に乾燥させる製法です。温風での乾燥ですので乾燥時間は短いものの、できあがった製品は、風味が損なわれたり、見た目が崩れたりする場合もあります。
ボイラー焚きのように温風を必要とするのでコストは季節によってまちまちとなりがちです。

3.フリーズドライ
(凍結真空乾燥法)

食品を冷凍した後、冷凍されたまま真空状態の乾燥機へ投入することで、昇華(氷から水蒸気へ一気に変わること)という現象を利用し乾燥させる製法です。温風乾燥に比べ、傷物が少なくできる製法でもあります。
また、真空の為酸素と触れ合わず水分も抜ける為、常温での保存等に役に立ちます。
但し、専用機材やランニングコストが他の製法に比べ高くなってしまいます。

4.クールドライ
(冷風乾燥法)

生鮮品の乾燥物では最も広く利用されている乾燥方法です。
冷却・除湿させた乾いた空気を庫内で循環させて水分の蒸発を促します。低温の空間で行われるので乾燥中も食品の急速な劣化を防ぎます。
また温風乾燥のような傷物や、天日干しのように天気に左右されることもないのが特徴です。
ランニングコストは温風乾燥と同等位でフリーズドライに比べて相当安くなります。

農産物は何故、今クールドライなのか?

乾燥した農産物加工品は、食品・薬品をはじめ広いマーケットに展開されています。市販されているこれらの商品は、既存の乾燥技術(60℃以上)で生産されたものであり、高温度障害の為、必ずしも完成度の高いものばかりとは言えません。
弊社が考案しております、新規低温乾燥技術を用いれば、在来品より品質レベルの高い商品を創出することが可能となります。

乾燥比較
乾燥方法 主要設備 設備費用比率% 稼動率% 製造コスト比率
(熱源・償却費・人件費)
乾燥温度 長所 短所
天日 セイロ
乾燥棚
干場スペース
(費用外)
熱源:太陽・風
10 25~50 50 外気温度 秋~冬の好天時、良品が出来る
  • 設備費用の負担は極めて少ない
春~夏の悪天時、良品は出来ない
春~夏の好天時、良品は難しい
  • 天候に左右され、計画生産が出来ない
  • 虫・ほこり・臭気等衛生上問題有り
  • 屋外作業の人件費負担が多い
温風 セイロ・台車
乾燥室
ボイラー設備
送風設備
熱源:油・電機
50~100 50~100 75~100 外気+20℃内外 秋~冬時の好天時、良品が出来る
  • 高温乾燥適応商品の時、乾燥時間は早い
春~夏の悪天時、良品は出来ない
春~夏の好天時、良品は難しい
  • 設備費用の負担は比較的軽い
  • 外気利用の為、騒音・臭気・衛生に難点有り
  • 火気利用の為、操作・保安に難点有り
冷風 セイロ・台車
乾燥室
乾燥ユニット
熱源:電機
100 100 100 18~30℃ 季節・天候によらず、良品が出来る
  • 計画生産が出来る
  • 衛生面では、比較的優品
  • 乾燥の最適温度が選べる
  • 乾燥後の保冷が出来る
  • 操作が簡単、安全便利である
  • 設備費用の負担はやや多い
真空 セイロ(乾燥容器)
真空缶体
真空機器
熱源:電機
500 100 250 15~25℃ 季節・天候によらず良品が出来る
復元を必要とする、即席具材に適応。
衛生面では、他方式に較べ最良
  • 設備費用の負担は極めて多い

クールドライ製法によって加工された商品の特徴

加工された商品は、低温状態で水分を蒸発させる分、濃厚な味となり、元々持っていた商品の風味をさらに引き立たせます。故に、商品として質を高く保つことが可能となります。
乾燥製法による食材の保存・加工をご検討の方に関しまして、弊社では『試験加工』サービスを承っております。

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